家を購入するにあたり、ローンを組む方は多いでしょう。
ローンにもいくつか種類がありますが、今回はペアローンの特徴やメリット、デメリットについてご紹介します。
ペアローンを検討している方は必見です。
家を購入する際のペアローンとは？その特徴もあわせてご紹介
ペアローンとは、1つの物件（家などの不動産）に対して、一定の収入がある複数人で住宅ローンを契約、お互いに連帯保証人になるものです。
多くの場合は共働きの夫婦が契約することを想定しています。
ローンを借りる金融機関によっては、同性パートナーや親子でのペアローンを契約できる場合もあります。
ペアローンの特徴は借り入れ金額や月々の返済金額を各々で設定できる独立したローンである点です。
家を購入する際にペアローンを組むメリットは？
ペアローンのメリットは主に2つあります。
家を購入するための借り入れ可能金額が増える
ペアローンの最大のメリットが家を購入するための借り入れ可能金額が増える点です。
家を購入する際の借り入れ可能金額の目安は年収の5倍程度といわれています。
そのため普通のローンを夫名義（年収500万円）で組んだ場合、借り入れ可能金額は2,500万円程度です。
夫婦でペアローンを組んだ場合、夫の年収500万円と妻の年収300万円の合算で計算されるので4,000万円程度の借り入れが可能です。
夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けられる
1つの家を購入していてもペアローンは各々が独立して返済金額を設定するため、夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けられます。
一定の条件をクリアすれば最大10年間はローンの残高に応じて税金が返ってきます。
家を購入する際にペアローンを組むデメリットは？
メリットが大きいように思えるペアローンですが当然デメリットもあります。
主なデメリットは2つです。
団体信用生命保険の効果が薄まる場合がある
ペアローンの場合、それぞれが団体信用生命保険に加入できます。
一見メリットにも思えますが、仮にどちらかが亡くなってしまった場合、加入している団体信用生命保険から残債に充当されるのは亡くなった方のローンだけです。
その結果、妻は自分の分のローン返済を返し続けなければいけません。
諸費用が増える
購入する家は1つでも実質ローンを2つ組んでいる状態になるため、ローンを組む際に必要な登記費用や印紙代などはそれぞれかかります。
諸費用が2倍かかってしまうのは、大きなデメリットといえるでしょう。
まとめ
今回は家を購入する際のペアローン、メリットやデメリットについてご紹介しました。
ペアローンを利用すれば、どちらか1人の収入だけでは購入できないような家も検討できるようになります。
しかし、今回ご紹介したようなデメリットもあるのでペアローンを組む前にしっかり検討してみることをおすすめします。
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