現在日本には多くの外国人の方が住んでいますが、なかには「日本で家を買いたい」とお考えの外国人の方もいるかもしれません。
しかし、外国人の方でも住宅ローンを利用してマイホームを購入できるのか、きになるところです。
そこで今回は、永住権なしの外国人の方でも住宅ローンを組んで住宅購入できるのか、ご紹介します。
永住権なしの住宅ローン~そもそも永住権とは?~
永住権とは在留期間に制限されずに滞在国に永住できる権利のことです。
ただし、永住権があっても、その国の国民と全く同じ権利を有するわけではなく、選挙や就職、土地の所有、パスポートの取得などにおいて一定の制限を受けます。
また、一定期間その国から離れていると、永住権がはく奪される場合もあります。
日本の永住権を取得する条件は以下のとおりです。
●10年以上住んでいる(日本人配偶者がいれば3年以上、日本への貢献があれば5年以上)
●独立して生活できるだけの資産または技能がある
●永住することが日本の利益になる
なお、日本の永住権の取得は条件が厳しく、また必要書類も多いため難しく、永住権も持っていない外国人の方が数多くいます。
永住権なしで住宅ローンを組むことは可能か?
日本に長く住んでいて家がほしいという外国人の方は多いですが、永住権を持っている方は少ないです。
それでは、永住権なしの方が住宅ローンを組んで家を買うことは可能なのでしょうか?
結論から言うと可能ですが、住宅ローンを組むのは非常にむずかしいと言わざるを得ませんです。
その理由としては、まず永住権を持たない方の場合、30年~35年も日本にいて住宅ローンを返済し続ける保障がないため、融資を回収できないリスクが高い点が挙げられます。
また、日本の銀行は国内向けの銀行が大半で、外国人向けの融資など国際業務をおこなう銀行が数少ないのも理由です。
ほかにも、金融の契約においては理解がむずかしい専門用語が多く、外国人では正しく契約内容を理解していないと判断され、断られるケースが多いのが現状です。
永住権なしで住宅ローンを組むための対策
永住権なしの方が住宅ローンを組むための対策としては、以下のようなことが挙げられます。
●日本国籍を持つ配偶者に連帯保証人となってもらう
●日本に支店を持つ母国の金融機関を利用する
●頭金を多く出す
配偶者が日本国籍を持ち安定した収入があれば、配偶者にローンを組んでもらうことも可能です。
母国の金融機関の場合、借り入れ金額が抑えられたり変動金利になるなど制約もあり得ますが、帰国後も追跡可能であることから、永住権なしでも利用できる可能性があります。
また、頭金を多く出すと金融機関から収入面での信用が高まり、審査にとおりやすくなるとともにローンの返済も少なく済みます。
まとめ
永住権なしの外国人の方でも住宅ローンを組むことは可能ですが、回収できないリスクや契約内容が理解できないなどの問題により、審査を通過するのはむずかしいのが現実です。
しかし、まったく無理というわけではないため、ご紹介した対策を参考に検討されてみてはいかがでしょう。
私たち株式会社ベストパートナー 本店は、新宿区を中心にさまざまな物件を取り扱っております。
経験豊富なスタッフがお客様に最適なご提案をいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓