居住用の住宅を購入する際には、多くの方が住宅ローンを利用して金融機関から資金を借り入れます。
しかし、住宅ローンの利用は居住用の住宅の購入に限られ、別荘などセカンドハウスの購入時には利用できません。
そこで今回は、セカンドハウス購入時に利用できるセカンドハウスローンについて、住宅ローンとの違いや審査基準を解説します。
セカンドハウスローンとは？ローンの種類や利用するメリット
セカンドハウスローンとは、文字どおりメインで居住する家とは別に別荘や仮住まいなどのセカンドハウスを購入する際に利用できる専用のローンです。
フラット35もセカンドハウスの購入時に利用できますが、セカンドハウスローンを選ぶメリットは何なのでしょうか？
セカンドハウスローンのメリットは、融資の上限額が大きいことです。
そのため、高額な物件を購入する方などに向いています。
また、金融機関によって独自の保障内容や団体信用保険を用意しているため、フラット35よりも契約内容の選択肢が幅広く、自由度が高いこともメリットでしょう。
セカンドハウスローンと一般的な住宅ローンの違いは？
セカンドハウスローンと住宅ローンの大きな違いは金利です。
金利が低い住宅ローンに対して、セカンドハウスローンの金利は約3倍高く設定されています。
また、セカンドハウスローンは、通常の住宅ローンよりも審査基準が厳しく通りにくいことも特徴です。
通常の住宅ローンよりも厳しい！セカンドハウスローンの審査基準
セカンドハウスローンにも通常の住宅ローン同様、返済能力、健康状態、雇用状態などの審査基準が設けられています。
また、その基準は2つ目の家ということもあり、通常の住宅ローンよりも厳しいことが特徴です。
返済能力の基準は年収500万円以上と高い設定であるほか、雇用形態が正社員かつ経営が安定している企業に勤務していると審査に通りやすい傾向にあります。
そのほか、通常の住宅ローン同様に健康状態が良好であることも重要で、契約時には団体信用生命保険への加入を求められるのが一般的です。
まとめ
セカンドハウスローンは、セカンドハウスを購入する際に利用できるローンです。
通常の住宅ローンよりも審査基準や金利が高いですが、融資の上限額が大きいことや契約の自由度が高いといったメリットがあります。
金利よりも理想のセカンドハウスを手に入れたいといった金銭面に余裕がある方に適したローンでしょう。
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