自身が所有する物件が、どのくらいの価値になるのか、気になる方は多いでしょう。
物件の価値は、建物とその土地の価値の総額を指すものです。
本記事では、土地の価値を指す土地評価額について解説します。
土地評価額の意味と決められ方
土地評価額の意味は、土地の売却相場のことで、決め方は5つの基準があります。
土地の値段は「一物五価」とも言われており、1つの土地に5つの評価額があるという意味です。
土地評価額の5つの特徴
ぞれぞれが違う目的で算定金額を公表しており、方法も違います。
各評価額の特徴を解説します。
●実勢価格
実際に取引された価格を指し、時価とも呼ばれています。
取引の履歴のようなもので、公共機関が管理していません。
●公示地価
国土交通省が算定し、毎年3月頃に公表している価格です。
自由取引をおこなった場合の適正地価の基準として、役立てる目的で公表されています。
●基準地価
都道府県知事によって公表される価格です。
土地の価格の指標を示すことで土地の売買や補償額の算定に役立てる目的で公表されています。
公示時価と重なる点もありますが、基準地価は、年に2回算定されるため、よりリアルタイムの価格変動を反映しているものとされています。
●相続税路線価
国税庁が公表している価格です。
土地が相続された場合の相続税と贈与税の課税額を算定する目的で設定されています。
●固定資産税評価額
不動産にかかる相続税以外の税額を算定する目的で、市区町村が土地の価格を定めています。
各土地評価額の調べ方
一物五価と呼ばれる、5つの土地評価額についてお話しましたが、それぞれ算定している機関や計算方法が違い、調べ方も違います。
ここからは、各土地評価額ごとに調べ方をご紹介します。
●実勢価格の調べ方
国土交通省が運営している「レイズマーケットインフォメーション」や「土地情報総合サイト」で調べられます。
●公示地価と基準地価の調べ方
国土交通省が運営する「国土交通省地価公示、都道府県地価調査」から検索できます。
●相続税路線価の調べ方
地域によって計算方法の違いがあり、「路線価方式」と「倍率方式」の2つあります。
どちらも国税庁に定められている倍率を所有している土地の面積に掛ける計算なのですが、「路線価方式」はそれに加えて補正率という数値があります。
補正率は、土地の事情によって変わるもので、正確に算定するには税理士に相談したほうが良いでしょう。
まとめ
この記事では、土地の評価額についての解説から始まり、一物五価の意味やそれぞれの特徴をご紹介しました。
物件を売却する際には、今回ご紹介した土地評価額をぜひ参考にしてくださいね。
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