家を購入する際には住所変更の手続きをしなければなりませんが、このタイミングに迷われる方も多いのではないでしょうか。
家を購入すると住宅ローンの申し込みや登記変更手続き、車庫証明変更手続きなどをしなければならないため、いつ住所変更をするべきか知っておく必要があります。
そこで今回は、家の購入時の住所変更について、適切なタイミングとその理由をご紹介します。
家の購入で住宅ローンの申し込み前に住所変更をすべき理由
家を購入するにあたって住宅ローンを利用する場合は、住宅ローンの申し込みをする前に住所変更をしておくのがおすすめです。
基本的に、融資を受ける住所で金融機関と金銭消費賃借契約を結ぶことが必要とされています。
もし、住民票の住所が引っ越す前の住所になったままだと、もし将来的に家を売却することになった場合、住所変更登記が必要となるため、そのための手間と費用がかかることになってしまうのです。
また、登録免許税の軽減措置を受ける際にも、住民票を新しい住所に移しておかないと手続きに手間がかかります。
家の購入時において登記手続き前に住所変更をすべき理由
家を購入した際には所有権移転登記などの登記変更手続きが必要になります。
このとき、住民票の住所が変更されていないと新居を登記するために住所変更が必要となり、結果的に複数回、登記をおこなわなければなりません。
登記手続きを行政書士に依頼すると、1回の手続きに1万円～2万円の報酬を支払うことになるのです。
先に住所変更をおこなっておけば1回の登記で済み、余計な費用もかけずに済むというのが、登記変更手続きの前に住所変更をすべき理由として挙げられます。
家の購入において車庫証明の住所変更も必要？
車の種類や新居のある自治体にもよりますが、マイカーを所有している場合は車庫証明の住所変更も必要になることがあります。
車庫証明とは、車を保管する場所があるということを証明するもので、警察署に申請書を提出することで取得可能です。
引っ越しをした場合は、住所変更手続きをしてから15日以内に車庫証明の変更手続きをする必要があり、忘れたまま放置すると「10万円以下の罰金」というペナルティが課せられる場合もあるので十分注意してください。
住所変更をする際は、車庫証明を取得したときと同じ警察署で手続きをおこなうことになるため、必要書類をそろえて受付時間内に窓口へ行きましょう。
まとめ
家を購入する際の住所変更手続きは、住宅ローンの申し込みや登記の手続き前におこなうと、余計な手間や費用をかけずに済みます。
また、マイカーを所有している場合は車庫証明の住所変更もしなければならないため、忘れずに手続きをおこなうようにしましょう。
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