土地や建物を売りに出しても、すぐに売れるとは限りません。
なぜなら、仲介による不動産売却は、買い手が現れない限り売れないからです。
そこで今回は、不動産売却を検討している方に向けて、不動産の売却にはどれだけの期間が必要か、そして長引く原因と対処法について解説します。
不動産売却が長引くとは？～売却期間は通常どれくらい？～
不動産売却に必要な期間は、ときには長引くこともありますが、何も問題がなければ3か月～6か月が目安です。
全体の流れと期間を見ていくと、情報収集や査定を経て正式に不動産会社と媒介契約を結ぶまでに、2週間～4週間ほどかかります。
いくらで売るのかを決めて売却活動を開始して、購入希望者が現れるまでは1か月～3か月を見ておくと良いでしょう。
この間に、チラシやインターネットで広告を出したり、内覧をおこなったりして、価格交渉もおこなうので時間がかかります。
無事に売買契約を結んだあとも、引き渡しまでにはローンの審査などがあるので、2週間～1か月はかかると考えておきましょう。
不動産売却が長引く原因とは？
不動産売却が長引く原因はいくつか考えられますが、販売価格が高すぎるのも売却までの時間が長引く原因です。
相場より高い場合は、どうしても買い手には敬遠されてしまいます。
また、立地などの条件が良くない場合も買い手がつきにくく、売却まで長引く原因になります。
間取りや設備が充実していない物件も、売れるまでに時間がかかってしまうことが多いので注意が必要です。
ほかに、売り出す時期によっても、なかなか売れずに長引く場合があります。
春と秋は、新学期が始まったり人事異動が多かったりで引っ越しが多いため不動産売却には最適な季節ですが、夏や冬は売れにくい傾向があります。
不動産売却が長引く場合の対処法とは？
相場よりも販売価格が高い場合の対処法としては、値下げが考えられます。
相場どおりの価格に下げることはもちろんですが、それでも売れない場合はさらに値下げすることも視野に入れたほうが良いでしょう。
また、内覧から売却に至らない場合は、物件の条件には納得していても、物件になにかしらの気になる点があるということです。
掃除や整理整頓を徹底して、少しでも内覧に来てくれた方に良い印象を残せるように心がけましょう。
なお、どうしても買い手が見つからない場合は、不動産会社による「買取」という対処法もあります。
これ以上長引くと困るという方は、ぜひ買取も検討してみましょう。
まとめ
通常の不動産売却は3か月～半年程度かかることが多いのですが、期間が長引くこともあります。
販売価格が適性でなかったり、条件や販売時期に問題があったりすることがその原因です。
値下げや整理整頓の徹底が対処法として挙げられ、それでも売れない場合は不動産会社による買取も検討してみましょう。
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