最近、日本では台風による強風や大雨で住宅に被害が出るニュースをよく耳にするようになりました。
これから家を売却しようとしている方、将来的に売却を検討する可能性のある方は台風で被害を受けた際にできることを知っておきましょう。
そこで今回は台風被害を受けた際に活用できる支援にくわえて、台風被害に遭った家を売却するリスクとコツについてもご紹介します。
売却前に確認したい！家が台風被害に遭ったときに受けられる支援
台風の影響でマイホームが何かしらの被害を受けてしまった場合、問題を早く解消するためにも活用できる支援や補償について把握しておきましょう。
台風で被災してしまった場合、手続きをするだけで支援金を得られたり、税金の支払いを減額してもらえたり、特別融資を受けたりすることが可能です。
また、災害救助法と呼ばれる法律に基づいて住宅を応急的に修繕する支援を受けることも可能です。
まずは罹災証明書を提出する必要があるため、手続き方法が気になる方は自治体に確認しておきましょう。
さらに、加入している損害保険のプランによっては台風による被害に対して補償を受けられる可能性もあります。
住宅の修繕は規模次第で大きなコストがかかってしまうため、支援内容をチェックして少しでも負担を減らすことが大切です。
台風被害に遭った家を売却するリスクとは？
台風によって破損や浸水などの被害を受けた家は、価格が下がりやすいリスクがあります。
とくに被害をそのままにして売りに出す場合は買主が購入後に修繕費を負担しなければならないため、その分査定額が安くなってしまったり、価格交渉でさらに下げられたりする可能性があります。
売主で修繕したうえで相場に見合った価格で売却したとしても、売却価格で修繕にかかったコストを回収できるとは限りません。
台風被害を受けた家を売却するには時間がかかる点にも注意が必要です。
修繕をしてから売りに出す場合は被害の程度によって工事に時間がかかるため、スムーズに売却したい方は早めに工事がスタートできるように準備しておきましょう。
また、台風の被害を受けた家を売却すると契約不適合責任を追及されるリスクもあります。
被害を受けたことや被害の内容を告知せずに売ってしまった場合、契約後に損害賠償請求を求められる可能性がある点に注意しましょう。
台風被害に遭った家を売却するコツ
スムーズに売却するためにも、台風に遭ったからと放置せず計画的に売却準備を進めることが大切です。
修繕費や契約後の責任追及などリスクを不安に感じている方は、まずホームインスペクションを受けて現状をしっかり把握することから始めてみるのもおすすめです。
ホームインスペクションを受ければ買主にも詳しい被害内容を告知できるため、結果的に信頼度の高い取引をおこなうことにつながります。
まとめ
台風で売却予定の物件が被害を受けてしまった場合、放置するとさらに状況が悪化し売りにくくなってしまいます。
プロの診断を受けるとともに公的な支援なども活用し、売主と買主両者にとって安心感のある売却計画を立てるのがスムーズに売るコツです。
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