不動産の管理や固定資産税などの支払いが難しく、売却して手放したいと考えている方もいるでしょう。
しかし、売却したい不動産の固定資産税を滞納してしまっている場合、その不動産は売却できるのでしょうか?
本記事では、固定資産税を滞納するとどうなるのか、また売却する際の条件や方法をご紹介します。
固定資産税を滞納するとどうなる?
まずは、固定資産税を滞納した場合にどうなるのか、流れを知っておきましょう。
固定資産税の支払いが納期内になかった場合、もともとの税金に加え以下のような延滞率で延滞金が発生します。
●納付期限翌日~1か月以内:2.6%
●納付期限翌日~1か月超:8.9%
延滞していると自治体から督促状や催告書が届きますが、それを無視し続けていると給与や不動産などの財産が差し押さえられ、公売にかけられてしまう場合があります。
督促状などが発行された日から10日以内に差し押さえが可能になるので、督促状などが届いたらすぐに支払いを済ませてください。
支払いが難しい場合などは、役所に連絡をして減免や分割払いなどの相談をおこない、支払う意思を見せましょう。
固定資産税を滞納している不動産を売却するための条件とは
固定資産税を滞納している不動産でも一定の条件を満たせば、売却が可能になります。
まず、家の差し押さえ前の不動産の場合、滞納していた固定資産税を支払えば売却が可能です。
差し押さえを受ける前であれば、固定資産税を払わずに売却も可能ですが、差し押さえの可能性がある不動産を購入したい方はいないため、買主が見つかりません。
役所に相談すれば、一括ではなく、分割払いにも対応してもらえるので、少しずつでも支払うようにしてください。
次に、家の差し押さえ後の不動産の場合、税務署に差し押さえ登記の解除をお願いして、解除してもらえれば売却できます。
●不動産の売却益を納付にあてる
●差し押さえ解除費用を支払う
上記のような理由があれば、差し押さえ登記の解除をしてもらいやすくなります。
固定資産税が払えない場合の売却方法
固定資産税が支払えない場合の不動産売却方法は主に3つあります。
1つ目は、親族間売買で親族に固定資産税を滞納した不動産を購入してもらい、この売上益で固定資産税を支払う方法です。
ただし、不動産を購入してくれる親族がいるとは限らないため、確実な方法とは言えません。
2つ目は、リースバックで不動産を買取業者に売却して、固定資産税の滞納分を支払う方法です。
毎月家賃を支払えば、売却後でも同じ家に住み続けられます。
3つ目は、任意売却をおこない、固定資産税の滞納分や残りの住宅ローンの支払いをおこなう方法です。
任意売却をおこなうためには、ローンを借りている金融機関へ固定資産税の滞納などを相談し、承諾を得る必要がある点を覚えておきましょう。
まとめ
本記事では、固定資産税を滞納するとどうなるのか、売却する際の条件や方法をご紹介しました。
固定資産税を滞納し、督促状などが届いた場合は、早急に支払いを済ませるか分割払いなどを検討してください。
一定の条件を満たせば、売却も可能なので決して無視はせず、この記事で紹介した方法を試してください。
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