空き家の増加が社会問題となっている昨今、手持ちの空き家を何かに使いたい方も多いのではないでしょうか。
近年では、住宅セーフティネット制度をとおして空き家を使う事例が一部見られます。
そこで今回は、住宅セーフティネット制度とは何か、空き家登録の方法・基準、登録のメリットと注意点を解説します。
空き家を活用できる住宅セーフティネット制度とは?
住宅セーフティネット制度とは、増え続ける空き家の有効活用を目指して、2017年10月より始まった制度です。
本制度は3点の要素から成り立っており、1点目には、住宅を借りにくい方の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度が挙げられます。
残りの2点は「住宅の改修や入居に向けての経済的支援」と「住宅を借りにくい方と建物のマッチングや入居支援の枠組み」です。
つまりは、支援をとおして住宅を借りにくい方に空き家を使ってもらい、空き家問題を解決する制度だといえます。
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住宅セーフティネット制度における空き家登録の方法・基準
住宅セーフティネット制度への空き家の登録は、セーフティネット住宅の情報提供システムより可能です。
空き家の登録時には、住宅を借りにくい方だけが入居できる専用住宅とするか、一般の方でも借りられる登録住宅にするかを選べます。
空き家の登録基準は主に2つあり、規定の耐震性を備えている点と住宅の床面積が25㎡以上である点が求められます。
耐震性に関しては、1981年6月1日より施行された新耐震基準を満たしていれば問題ありません。
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住宅セーフティネット制度に空き家を登録するメリットと注意点
空き家を専用住宅にした際のメリットは、物件の改修費用を補助してもらえる点です。
また、専用住宅にすると借主に家賃補助が出るため、通常よりも入居のハードルが下がり、借主を獲得しやすくもなります。
登録住宅のメリットは、専用の情報提供システムに自分の物件が載るため、借主募集の件を多くの方に知ってもらえる点です。
注意点としては、専用住宅にして改修費用の補助を受けるには、10年間は専用住宅として運用する必要がある点を挙げられます。
あわせて、改修費用の補助などの支援策は市区町村によって変わり、想像していたような支援が受けられない場合もあります。
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まとめ
住宅セーフティネット制度とは、空き家の有効活用を目指して設立された制度です。
空き家の登録は専用の情報提供システムより可能であり、主な登録基準には建物の耐震性と床面積の2点があります。
専用住宅には改修費用の補助が出るなどのメリットがあるものの、10年間の運営が求められることなどは注意点です。
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