リノベーションでできるのは、設備の増設や入れ替えだけではありません。
一戸建て住宅における建物の不要な部分については、減築によって減らすことも可能です。
今回は、一戸建て住宅のリノベーションにおける減築とは何か、減築のメリットやデメリット、必要な費用についてご紹介します。
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一戸建て住宅のリノベーションにおける減築とは
減築は、建物の一部を取り壊して床面積を減らす工事を指します。
これは、新たに建物を建てて床面積を増やす増築の対義語として用いられます。
具体的には、2階以降の階層を取り壊す、離れを取り壊すなども減築の一形態です。
減築による工事内容は、建物を平屋にする、一部分を撤去する、上階を取り壊して吹き抜けを造るなどです。
床面積が減少すれば減築となるため、建物を完全に壊さず吹き抜けを造る場合でも減築に含まれます。
ただし、一旦取り壊した部分は元に戻すことができないため、工事を実施する前に、現状の不満点や減築後のスペースの活用方法などをよく検討する必要があります。
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一戸建てのリノベーションにおける減築のメリットとデメリット
減築のメリットは、床面積を減らすことで固定資産税を削減できる点です。
住宅の固定資産税は建物の床面積に応じて計算されるため、2階以上の階層や離れがあるほど税金が高額になります。
そのため、使わない部分を取り壊して床面積を減らすと、現在よりも固定資産税を抑えることができる可能性が高いです。
一方で、デメリットは工事に伴う費用がかかることです。
外壁・屋根・柱など幅広い範囲にわたる工事が必要なため、工事費用自体が高額になります。
また、工事の規模に応じては仮住まいを用意する必要があり、その間の住居費用もかさみます。
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一戸建て住宅のリノベーションにおける減築の費用
減築工事の費用相場は、1㎡あたり10万円から15万円程度で、最大でも20万円程度です。
平屋の一部を減築する場合、4?5坪で約110万円から380万円、6?21坪で約400万円から700万円かかります。
2階建て住宅を平屋に減築する場合は約450万円から2,700万円、2階の床だけ取り払って吹き抜けを造る場合は約100万円から500万円が必要です。
建物を解体してそのスペースに駐車場を造る場合の費用は、約300万円から690万円です。
減築を伴いつつ、住居全体をフルリノベーションする場合は約600万円から3,000万円ほど必要ですが、住宅の規模によって必要な費用には大きな差があるため、注意しましょう。
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まとめ
減築とは、建物の床面積を減らす工事を指し、固定資産税を安くする効果があります。
一方で、減築工事自体にかかる費用が高くなる傾向にあり、場合によっては仮住まいが必要です。
どのような工事をするのか、どの程度の規模の工事が必要なのかによってかかる費用は大きく変化します。
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株式会社ベストパートナー 本店 メディア 担当ライター
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